
2025.04.07スマホ育児の危険信号!
「科学が示すリスクと対策」
0・1・2歳 頭と心と体を育てる
ベビーサイン教室
ベビーサイン協会代表理事&
ベビーサイン®の専門家
吉中みちるです。
スマホ・タブレット育児の現状とその背景
現代の育児において、スマホやタブレットは便利なツールとして広く利用されています。忙しい日常の中で、赤ちゃんを一時的に静かにさせる手段として、これらのデバイスに頼ることは珍しくありません。しかし、その便利さの裏には、見過ごせないリスクが潜んでいることをご存知でしょうか?
最新研究が示す、赤ちゃんへの悪影響
近年の研究では、幼少期からのスマホやタブレットの過度な使用が、赤ちゃんの発達に悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。
例えば、米医師会発行の小児科専門医学誌『JAMA Pediatrics』に掲載された研究では、3歳半でのタブレット使用が、1年後に怒りやいら立ちを抱える傾向と関連していることが明らかになりました。
また、2歳までに1日最大4時間のスクリーンタイムを与えられた乳幼児は、コミュニケーションと問題解決能力の遅れがある可能性が3倍高いことが報告されています。
さらに、スマホの長時間使用が脳の発達を損なう可能性も指摘されており、認知機能を支える前頭葉や記憶に関わる海馬などの発達に悪影響が見られたとの報告もあります。
赤ちゃんの健やかな成長のために、今できること
これらの研究結果から、赤ちゃんの健全な発達のためには、スマホやタブレットの使用を適切に管理することが重要であることがわかります。具体的には、以下の点に注意すると良いでしょう
-
スクリーンタイムの制限:1日の使用時間を決め、過度な利用を避ける。(2歳までの推奨時間はゼロ!!!)
-
代替手段の活用:絵本の読み聞かせや外遊びなど、赤ちゃんと直接触れ合う時間を増やす。
-
親自身のデバイス使用の見直し:親がスマホに夢中になりすぎず、赤ちゃんとのコミュニケーションを大切にする。
赤ちゃんの未来のために、今一度、スマホやタブレットとの付き合い方を見直してみませんか?
私の子育て時代はよかったな~
ガラケーで、スマホが流通する前だったから・・・
お出かけはおもちゃやハンカチ、クレヨンとかなんかご機嫌になるもの必ず持参だったから。
全国で1,400人以上のベビーサイン講師が、それぞれのライフスタイルに合わせて活動しています。ベビーサインの知識を深めながら、新しい働き方を考えてみませんか?ベビーサイン講師資格を取得する講師育成プログラム
次回スタートは4月14日